基本的に中古車は、年式の古いものほど安くなります。
「年式の古いものはキズも汚れも多いだろうし、走行距離も多いから」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、実はそれが安くなる理由ではありません。実の理由は、モデルチェンジの内容です。
モデルチェンジでは車の燃費が向上してエコカー減税の対象となったり、エンジンのパワーが上がったり、その他の機能・装備にも変化が見られることがあります。
このような機能の変化や装備の有無で生まれる価格差の方に注目しましょう。またそれほど古くない車でも、モデルチェンジをして旧型になって値段が下がることがあります。ここも安く買う為のポイントです。
中古車は、走行距離が多いほど価格が安くなります。
これは前のオーナーが定期的な点検整備を行っていたか、ほとんどメンテナンスを行なわずに長距離を走り続けたかなど、どの程度その車が大切に管理されていたかにもよります。
つまり走行距離が多い車でも、走行距離の少ない車より程度の良い場合があります。10万kmを超えると更に安く買うことが可能ですが、それでも程度の良い車を見つけることは可能です。
走行距離だけで判断するのではなく、それまでの車の扱われ方によって程度が変わるということを念頭に置いたほうが、程度の良い車を入手できるポイントです。
日本では基本的にモノトーンカラーの車の人気が高く、セダンやミニバンなどではモノトーンカラーの中古車は値が張ってしまいます。
つまり人気のないカラーの中古車は安く買うことができます。
ボディーカラーにより、50万円以上の差がつくこともありますので注意しましょう。
また、ボディタイプによっても価格は異なってきます。
「時代」によって人気のボディタイプは変わりますので、時期によっても価格が変わりますが、中古車市場は流行に流されず真の優れた車を見つけ出すチャンスの場でもありますので、お買い得車を見つけだし、他店と比較して安く購入することができれば、とてもいいと思います。
燃費は新車、中古車どちらの場合でも注目されるポイントです。
節約志向の高まりによって最近は、ハイブリッドカーなどの低燃費車が人気です。
中古車市場でも低燃費車は価格が高くなりがちで、そうでない車と比べるとそれなりに価格差があります。購入後の維持費を考慮すると、購入時は低燃費車の方が高くついても結局はガソリン代などで低燃費車以外の車の方が高くつくのではないか、と考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし実質的には、ガソリン代を入れても低燃費車の購入費+維持費よりもお得な車はたくさんあります。その点を考慮して、できるだけトータルコストを低く抑えることが可能な車を選択することも重要です。